自由な発想と果敢な行動で未来を切り拓く。IT人材事業本部今期スローガン「変化=進化」に込められた想い
ギークスのIT人材事業本部では、毎年、新しいスローガンを掲げており、今期のスローガンは「変化=進化」と決まりました。「変化=進化」を掲げた背景や実現に向けた取り組みについて、IT人材事業本部長の成末に詳しく話を聞きました。
業界を牽引していく想いを込めた、今期のスローガン
ー今期のスローガンとして「変化=進化」を掲げていますが、その背景を教えていただけますか?
ここ数年、ITフリーランスを活用する企業が増え、フリーランスに転向するエンジニアも増加しています。IT人材市場の盛り上がりに呼応するように、競合他社のエージェントが次々と増えてきました。
エージェント事業は参入障壁の低いビジネスであるため、フリーランスや企業に対するサービスのクオリティにバラつきが発生し、さまざまな課題が生まれていることも事実です。
フリーランス業界が健全に発展していくためには、こうした課題を見過ごさず、フリーランスの方々の権利を守っていく動きを取ることが必要不可欠だと考えています。「フリーランス保護新法」が国会で成立したことも、そのための一助になるでしょう。
市場や社会の変化に迅速に対応し、競争力を維持するためには、私たち自身の進化が不可欠です。業界をリードする立場であるギークスの存在感をより高めていけるように、「変化=進化」というスローガンには、変化を恐れず進化し続けることで、「働き方の新しい『当たり前』をつくる」という事業ビジョンの達成に向けて邁進していきたいという想いを込めています。
市場の激化に対応した3つのチャレンジ
ーまずはいくつものアクションを起こした「昨年度の変化」について詳しく教えてください。
昨年度から積極的に新たなチャレンジを続けており、大きく分けると3つ挙げられます。
まずは「geechs job」のイメージキャラクターに加藤浩次さんを起用したことです。加藤さんの出演するタクシーCMやYouTube広告などを通じて、多くの方々にギークスの存在を知っていただけるようになりました。企業やフリーランスからの問い合わせが増え、特にナショナルクライアントからの問い合わせが増加しました。
次に地方創生への着手です。現在、地方拠点がある大阪・福岡・名古屋だけでなく、拠点がある地域以外への進出を果たしています。リモートワークが一般的になり、全国どこからでも案件に参画できる環境が実現できつつあり、居住地以外の案件に参画しているフリーランスの数が増加しています。数字で見れば、昨年比400%です。昨年は広島に足がかりを作ることができましたが、地方営業部 部長の芳賀と、地方創生に強い想いを持っている福岡支店の新井が中心となり、今年度も積極的に拠点を開拓していく予定です。
https://recruit.geechs.com/topics/20230522_buddy_award_interview
3点目としては、今年4月に提供を開始した「ギークスダイレクト」です。企業の採用担当者が直接ITフリーランスを探せる専門のマッチングプラットフォームとしてサービスを開発しました。
従来のIT人材エージェントサービスに加え、ダイレクトリクルーティング型の本サービスを提供することで、企業のITフリーランス活用拡大をさらに進められる一手として期待しています。
昨年度の3つのチャレンジを形にするのが今年度です。サービス面で果たした変化をいかに進化させるか、そこが今年度のIT人材事業本部の試金石ですね。
ー大きな変化を起こす中でも、先日発表した顧客ロイヤリティ調査では、ITフリーランスの方々がギークスのサービスに高い満足度を感じているという結果が出るなど、提供するサービスクオリティの安定感は増すばかりだと感じています。
そうですね。ギークスにご登録いただいているITフリーランスの方々のエンゲージメント向上にはとても注力しています。
一人ひとりに対する日々のフォローアップはもちろん、Tech Valleyやインボイスセミナーの開催など、ITフリーランスの方々が興味関心、あるいは不安に感じることをキャッチアップし、時流に合わせたイベントを積極的に開催するといったフォローにも力を入れています。
私たちの取り組みに対するポジティブな反応が伝播しているからか、おかげさまでITフリーランスの友人紹介による新規登録者数が増え、昨年の年間登録者数のうち25%がギークスにご登録いただいている方々からの紹介によるものでした。
メンバー一人ひとりが高いプロフェッショナル意識を持って、ITフリーランスの皆様に向き合っている結果だと感じています。メンバーの頑張りにはいつも本当に感謝しています。
今期から大きく変えた組織体制への手応え
ー今期から組織体制も大きく変わったと伺っています。
今期からユニット制の導入と教育チーム発足という新たな試みをスタートさせています。
これまでは営業・EP・CSという各部門ごとに分業制をとり、また、各拠点ごとに目標を設定していたのですが、これらを撤廃し、各部門のメンバーが集う少人数の組織を複数設けたものがユニット制です。
ーユニット制導入と教育チーム発足の背景を教えていただけますか。
いずれも、事業本部長・部長・リーダーが集まる「みらい会議」で決まったものです。
地域が限定されない案件紹介が可能となった現状において、これまで実施していた拠点ごとに目標を追う体制は本質的ではないと判断しました。事業部全体で企業やITフリーランスの皆さまをサポートしていくべく、ユニット制の導入によって地域を超えた連携と協力を促進し、より多くの価値を提供しようと考えています。
各部門の役割をシームレスにしていくことで、業務のスピードアップや品質の向上につながるだけでなく、メンバー個人の職能を広げることへの貢献も期待できます。各部門の得意分野を活かしながら、より一体感のあるチームとして顧客に対応し、企業の発展やIT人材不足の解決を、ITフリーランスの方々のキャリアアップと働きやすさを追求していきます。
また、教育チームに関しては、これまで各部門ごとに育成担当を置いて行ってきた研修を一元化し、事業部のメンバーとして全員が持つべきコモンスキルや知識のインプット機会を整え、どの部門で働いていても変わらないバリューを発揮できる状態づくりを目的に発足しました。
根底にあるのは、企業やフリーランスの方々に対してより良いサポートを提供するために、サービスの最適化を図りたいという想いです。特にこの体制で成果を上げてきた大阪支店の成長を目にし、全体最適を考えて動ける組織づくりが肝要だと感じました。
ー大きな体制変更には、戸惑いもつきものかと思います。組織を変化させる上で成末さんが意識していたことはありますか。
今回の変更はサービスの最適化を目的としたものですが、メンバー個々の意思を聞き、尊重することにも重きを置いて進めていきました。
ユニット制のメンバー構成や新しいポジションへの着任なども、「やりたい」と声を挙げてくれたメンバーの想いを可能な限り反映できるように努めました。
体制変更をした5月に、私がファシリテーターとなり、ユニット長が抱える想いをメンバーに語ってもらう「しごトーーク」を実施したのですが、一体感を醸成するとてもいい機会になったと感じています。
私はメンバーに対して日頃から、従来の働き方に固執せず、より良い方向に進化させるための思考や行動を大切にしてほしいと伝えています。変化させたことを軌道に乗せるまでには軋轢や苦労がつきものですが、それらを乗り越えることでサービスや組織、そして個人の成長が実現できると信じています。
ー最後に、改めてIT人材事業本部のメンバーや未来の仲間へメッセージをお願いします。
社会課題を解決し、事業ビジョンを達成するために私たちがやるべきことは、フリーランスの方々が不安なくイキイキと働ける環境づくりです。
日々の仕事の中には、その実現に向けて「もっとこうなったら良いのに」というアイデアの種が眠っているはずです。それを見つけて、咲かせていくことを、IT人材事業本部のメンバーと一緒に実現していきたい。
何事にも慣れすぎず、自由な発想と果敢な行動で、自らの手でより良いサービスと働き方を築いていきましょう。私たちが置かれた環境を当たり前だと思わず、変化に対して柔軟な姿勢を持ち、楽しみながら進化をしていきましょう。
ーありがとうございました!
IT人材事業本部では、志を共にするメンバーを募集しています。
皆様からのご応募をお待ちしております。