SUSTAINABILITY 2023.06.16

ギークスのSDGs達成に向けた取り組み「Re:マルシェ」レポート

ギークスのSDGs達成に向けた取り組み「Re:マルシェ」レポート

ギークスグループでは、SDGs達成に向けた取り組みとして、5月24日に「Re:マルシェ」を開催しました。

「その不要なモノ、誰かのほしいモノかも」をコンセプトに、ギークス本社が入るWeWork渋谷スクランブルスクエアの入居企業とコラボし「Re:マルシェ」を企画しました。これは、今年1月に実施した「リユースマーケット」をパワーアップしたものです。

「Re:マルシェ」に込められた想いや当日のイベントの様子など、前回に引き続き、発起人である経営管理本部 コーポレートデザイン部 法務総務チーム 松島に話を聞きました。

「リユースマーケット」終了1分後には企画していた「Re:マルシェ」

▲経営管理本部 コーポレートデザイン部 法務総務チーム 松島

「Re:マルシェ」は「その不要なモノ、誰かのほしいモノかも」をコンセプトに、WeWork渋谷スクランブルスクエアのメンバーが、それぞれ不要になったものを持ち寄り、お譲りし合うイベントで、金銭が発生しない「お譲り会」です。

今年1月に開催された「リユースマーケット」の直後に、「よし、第2回も企画しよう」と決意していたと松島は語ります。

イベント後、WeWorkのスタッフから「あのイベントは良かった!」「SDGsを体現している!」とお褒めの言葉をいただき、また、会場を訪れた参加者(WeWork入居企業のメンバー)からも「次があれば出品したい」「モノを捨てるときにもったいないと感じることが多く、この機会はありがたい」といった意見をいただきました。こういった声を背景に、社内でもスムーズに第2回の企画を進めることができました。

ポジティブな声が多かったからこそ、単発のイベントで終わらせず、継続して開催することでリユースの文化を定着させられるのではないかと考えた結果が「Re:マルシェ」というイベント名の変更につながっています。

▲「Re:マルシェ」当日の様子①

「2回目の開催を企画しているとき、これは3回目以降も継続的に開催していきたいなと感じました。まだ2回目も終わっていなかったんですけど(笑)。WeWorkの他拠点でもリユースに関するイベント実施の企画が上がっているそうですが、私たちは継続性のあるイベントとして定着させていきたいという想いで『Re:マルシェ』というイベント名としました。」

チームとして、「物が動く」イベントだからこそのリスク対策を行うことや、他部署でSDGsに興味があるメンバーへのヒアリングや協力依頼なども行い、開催に向けた準備を進めていきました。

「Re:マルシェ」というネーミングとロゴに込められた想い

▲松島(左)と上村さん(右)

ここまで「Re:マルシェ」というイベント名を何度も記載していますが、これは「リマルシェ」と読みます。このネーミングとロゴはシーズ広告制作会社の上村さんとともに編み出しました。

「『リユースマーケット』で得られた結果のひとつに、WeWork入居企業の方々との交流が生まれたことがあります。上村さんもそのひとりなんですが『イベントのロゴとか作ったらいいじゃないですか?』と言われちゃいまして。『じゃあ作ってくださいよ!』と切り返したら『いいですよ!』と即答で。すぐにいくつもの案をいただき、納得するまで何度もやりとりを行って、このロゴになりました。」

今まで使っていたモノが誰かの手に渡って、また使ってもらえるという「再利用(リユース)」を背景に、モノを中心に人が集まり、交流が生まれる良さを伝えたいという想いから、リユースに当たる部分を「Re:」、場を「マルシェ」で表現しました。メールの返信などで使われる「Re:」には、気軽に参加できるカジュアルさも含まれています。

ロゴはテントのイメージをモチーフに、カラフルな色合いを使ったのですが、多様なメンバーが集まれる場であることを伝えています。

「SDGsへの関心が強い有志のメンバーからの意見や、『リユースマーケット』後に始まった総務職に従事する方を中心とした企業横断型のコミュニティ『総務会』での意見も参考にさせていただきました。意見を聞きながら、当日の参加や出品をお願いすることができたのは願ったり叶ったりで、AppsFlyerJapanさんが共催に名乗り出てくれました。社外の協力も強い『Re:マルシェ』です。」

▲より多くの入居企業の方々に知っていただけるよう、WeWorkにチラシを設置しました

「Re:マルシェ」当日の様子

▲「Re:マルシェ」当日の様子②

「Re:マルシェ」当日は、参加企業(出品企業)が前回より2社増えて9社、参加者(当日足を運んでくれた方々)が100名を超え、平日の昼間に開催したイベントとしては大きな賑わいを見せました。

「裾野を広げていくという意味では参加企業数は二桁欲しかったんですけど」と松島は悔しそうに言葉を残しましたが、結果としてはポジティブなものです。

また、出品されたモノを巡るエピソードもいくつか生まれ、モノを介在したコミュニケーションや温かな気持ちが湧き起こる「Re:マルシェ」になりました。

「掃除機が出品されていたんですが、ちょうど同じ型番の掃除機を探していた男性がいて、すぐにもらっていってくれたんです。色違いが家にあるようなんですが、奥様が違う色を欲しがっていたらしくて。会場にいらっしゃった方々のちょっとしたエピソードを聞くことができて、開催して良かったなという気持ちが強くなりました。」

▲出品者への感謝の想いやメッセージを届ける「MESSAGE BOARD」

「子どもの成長ログをまとめられる本の出品もあったんですけど、ちょうど産休に入る直前の方がいらっしゃって、喜んで持って帰ってくれました。そういうひとつひとつを見るだけで心がほっこりするのは『Re:マルシェ』の良さだと思います。また、そこから他社の方々との交流も生まれるのでいいですね。ギークスのことを知ってもらう機会も生まれましたし、シンプルに友達も増えました。企画者冥利に尽きますね。」

「次はいつやるんですか?」「こういうものを出品してもいいんだ」という声も多く、第3回への期待も高まります。

「1月、5月ときたので、次の『Re:マルシェ』は9月か10月頃の開催をチームで企画していきたいと思っています。イベントを立ち上げ、ネーミングとロゴもできたので、次は部署や会社の垣根を超えて協力してくれるメンバーを増やすことが個人的なミッションです。」

次の「Re:マルシェ」の開催が今から楽しみです。今後もギークスグループのサスティナビリティ推進、SDGs達成に向けた取り組みにご期待ください。