INTERVIEW 2023.05.29

「Enjoy Everything」の精神で、自分らしく挑戦し続けたいーBuddy賞受賞者宮川インタビュー

「Enjoy Everything」の精神で、自分らしく挑戦し続けたいーBuddy賞受賞者宮川インタビュー

ギークスグループでは半期に一度、全社員が参加するギークスアワードにおいて、Buddy賞の授賞式が行われます。

Buddy賞とは「挑戦」「楽しむ」「成長」のギークスサイクルを体現し、ギークスのメンバーの行動指針でもある「10の心得」を実践するなど、最も活躍したメンバーに贈られる賞です。社員投票をもとに選出されます。

今回は、2022年度下期のBuddy賞を受賞したシードテックの宮川に話を聞きました。

より揺るぎない自信がついた、Buddy賞

宮川: シードテック 留学サービス担当/2020年新卒入社。セブ島留学に関する業務を幅広く担当。セブ島留学でLIFE SHIFTした(人生が変わった)自身の経験から、顧客にも同じような経験をしてほしいという気持ちで業務に取り組む。社内のメンバーや顧客にとっての「愛されキャラ」を目指している。

ー受賞、おめでとうございます!お名前を呼ばれた時の率直な感想を教えてください。

実はお客様とのアポイントで受賞者発表会を観ることができず、メンバーからチャットツールでたくさん連絡をもらって初めて知りました。

メンバーがこんなに喜んでくれたことも嬉しいですし、自分としては「いいんですか?」という気持ちが50%、「獲って当然だよな」という気持ちが50%という感じでしたね(笑)。

▲チャットツールにはお祝いのメッセージが溢れた

私は「Seed Tech School(シードテックスクール)」という、セブ島で英語とプログラミングを同時に学べる留学サービスを牽引しています。コロナ禍で渡航ができなくなり、留学そのものを中断せざるを得ない状況から、2022年6月より再開させ、運用を進めており、「私がリーダーとして牽引している」という自覚と自信はあります。その一方で、一緒に働くメンバーに支えてもらった部分も多かったので「いいんですか?」という気持ちでしたね。

これまでお世話になったメンバーのサポートあってこその受賞なので、自分1人では獲ることはできませんでした。感謝の気持ちでいっぱいです。

ー当日はサプライズでフィリピンからメッセージをいただきました。受賞者としてギークスアワードに登壇した時の気持ちを教えてください。

メンバーからサプライズで動画をいただけたことは、とてもびっくりしましたし、本当に嬉しかったです!一緒に走ってくれたメンバーに感謝の気持ちを伝えたいと思っていたので…このサプライズにはグッときてしまいました。

実は、どんなことを話そうか考えてカンペを用意してたんです。でも、壇上にあがった瞬間全部飛んでしまって(笑)。正直何を話したのか記憶にないんですが、メンバーへの感謝の気持ちと、休職という経験から這い上がった中で、会社がいろいろなチャンスの機会を与えてくれたことへの感謝、フィリピンのメンバーへ英語で想いを伝えることができればと思っていました。

また、普段セブ島にいることもあり、私のやっている仕事は見えにくいと思っていたので、あの壇上でギークスグループの全員に自分のことを知ってもらうには、英語でスピーチするしかないと思いました。爪痕を残したかったんです(笑)。

▲フィリピンメンバーからのお祝いメッセージに、会場もあたたかい雰囲気に

ー受賞後、仕事に対する気持ちなどに変化はありましたか?

Buddy賞受賞によって、ハクがついたというか、より強い自信がつきましたね。私は他のメンバーに比べればまだ若手です。年齢は下でも仕事ではそう思われないように、自分の意見をしっかり伝える。メンバーに寄り添いながら同じ目標に向かって走っていく上でも、自信をつけることは重要だと思っています。

シードテックの英語留学での経験が、人生の大きな転機に

ー入社を決めた背景を教えてください。

大学生の頃に、シードテック(当時はNexSeed)のセブ島留学に行ったことがきっかけです。実は私は、自分が牽引しているサービスの元生徒だったんです。

元々海外が好きで、高校の頃は観光業に携わりたいと考えていました。いろいろな国に行って、ツアーコンダクターとかできたらいいなと。そう思って、大学は英語を学べる国際学部に入学したのですが、いつまでも英語が話せるようにならない自分に焦りを感じていました。「こんな勉強法を4年続けても、絶対英語を話せるようにはならない!」と、確信してしまいました。

そんな中で、「どうせしたいことがあるなら動き出すのは早い方が良い」と思い、大学1年生の春休みに両親に相談し、初めての海外・初めての留学に行くことを決めました。私が参加したのは英語のみを学ぶ留学だったのですが、「将来的に海外で仕事をしたい!」と思っていたので、とにかく、何か行動に起こしたいという気持ちが強かったのかもしれません。

実際にセブ島に行って、海外で幅広い業務をこなしバリバリ働く当時の留学スタッフの様子を見て、強い憧れを抱いたのを今でも憶えています。その後、大学2年生・3年生時に再びセブ島に戻り、今度はシードテックのインターンとしてジョインしました。

留学や観光も合わせるとトータルで約1年ほど、大学生活の4分の1をセブ島で過ごしたのですが、シードテックで一緒に働いたメンバーの「自分らしく生きる」というスタンスと、プライベート・仕事を切り替えながらどちらも全力で楽しむ様子を間近で見て、「ここで働けたら新しい経験ができるかも」とワクワクし、第一志望で応募しました。

ー生徒、そしてインターンとセブ島で経験を積まれたのですね。第一志望のシードテックに入社し、現在はどのような業務に携わっていますか?

IT留学のサービスリーダーを担当しています。特定の業種があるわけではなく、セールス・デザイン・LPのディレクション・カスタマーサポート・フィリピン人講師のマネジメント…とその範囲は多岐にわたります。自分が留学時に惹かれていた、いろいろな範囲の仕事をバリバリやるというスタイルが実現できています。我ながらよくやっているなと思いますが(笑)、こんなに幅広い業務を任せていただいてありがたいです。

▲「IT留学のことは私に聞いてもらえれば、なんでも答えられます!」

ー先ほど少し触れられていましたが、休職されていた時期もあったのですね。

はい。入社1年目の時ですね。ちょうどコロナ禍真っ只中で渡航できず、一番大きな入社動機でもあった「セブ島で働く」という、自分が叶えたかったことができない状況になってしまいました。

会社としても留学サービスを動かせないという状態だったので、なんとか盛り上げられないかとみんなでいろいろな挑戦をしました。入社して10ヶ月経ったときに法人の営業を担当したのですが、どうも自分には合っていなかったみたいで…。

当初は自分もモチベーション高く取り組んでいたのですが、1日何件も架電をしてもアポが全然とれず、苦手意識から挑戦を躊躇してしまい成果を出せない状況が続きました。今思えば、1年目だったのでもっと上手に上司を頼るべきだったのですが、どんどん気分が沈んでいって。「自分が本当にやりたいことってなんだっけ」と思い返しては自分を責めてしまい、あるとき朝礼中にふと涙が止まらなくなって限界を感じました。これがわたしのどん底です。

そんな私のことを会社はたくさん考えてくれて、小休止をいただいた後も、私が活躍できるためのフィールドと機会を与えてくれました。それからしばらく経ち、コロナ禍が落ち着いたことでセブに渡航できるようになり、留学サービスが再開できてからは水を得た魚のようにイキイキと働いています。海外で働けるようになったことはもちろん、自分の向き不向きも理解できるようになりました。

わたしがこの世で最も尊敬する元上司に、「これだけは社内で誰にも負けない、というものを見つけてください」と言われたのをずっと覚えていました。その言葉の通り、ちゃんと自分の強みを見つけて、「ここで成果を出せたらいいや!」と思える芯を作ることもできました。これがわたしの起死回生ストーリーですが、どん底を味わった人間にも挑戦の機会が与えられ、今の自分をちゃんと見てくれる素敵な会社に巡り会えてよかったです。長くなってすみません(笑)。

ー自分なりの強みが自信に繋がったんですね!素晴らしいです。宮川さんの強みとは、ずばり何でしょうか。

英語力とコミュニケーション力、デザイン力ですね。

英語はかなり勉強しましたが、やはり留学の経験が大きいです。1ヶ月間の短期留学だったので、すぐにネイティブのように流暢に話せる、とはならなかったのですが、留学に行ったことで英語を話すコツを得ることができました。帰国してからもずっと勉強を続けて、今では不自由なく話せるようになりました。

コミュニケーション力は私のパーソナリティによるところが大きいですが、フィリピンメンバーと「Heart to Heart(心と心)」のコミュニケーションが取れるようになってきました。お互いに得意なもの・苦手なものを理解し合う関係性を心がけ、お互いの苦手なことはカバーしあって、得意なことは得意な人に任せるなど連携を取ることができています。磨かれた英語力、そして私自身が持っていたコミュニケーション力が合致してうまく仕事に活かせていると思います。

デザイン力に関しては、仕事の中で動画編集をする機会があり、その楽しさに気づいてからデザインに興味を持ちました。自らデザイン関連の仕事に手を挙げ、独学で勉強もしたことで、今ではLPやSNSの広告などほぼ全てのデザインを私が担当しています。自分がしたかったことを自分の得意領域としてモノにできたのは、胸を張れます!

興味を持ったことに突き進めるのも、私の強みかもしれません。大学生の頃から、いろいろなことにチャレンジし、自分の力で道を切り拓いてきました。その結果得られたこの強みは、今後の自分にも大きなプラスになると思っています。

リーダーとして、鍛え抜かれた「ポジティブマインド」で事業を引っ張っていく

ー仕事において大切にしていることはありますか?

大きく2つあります。

まず1つ目は、「暇である」こと。メンバーに裁量を与えて仕事を任せていても、わからないことがあると進めるのが怖くなり、止めてしまうというケースがあります。気持ちもわかりますが、プロジェクト全体で見ると、進まないことでどんどん期限的な余裕もなくなってしまいますし、結果的に大きなマイナスに繋がる可能性もあります。自分の予定を詰めすぎないことで、相談を受ける時間を設け、なるべく早くメンバーの疑問や相談事を解決できるように意識しています。

2つ目は、シードテックのミッションの1つでもある「Enjoy Everything」。全てを楽しむポジティブなマインドを持つことです。

仕事をしていく中で、辛いことやストレスを抱える場面は絶対にあるので、自分のメンタルの負担が少なくなるよう、うまく思考を切り替えることを意識しています。リーダーの自分がポジティブじゃないと、その雰囲気がチームにも伝染してしまいます。そしてそのチームの雰囲気は生徒の皆さんに伝わってしまいます。フィリピン人講師や日本人スタッフは来てくださった生徒の皆さんに憧れられるような存在でなくてはなりません。楽しく前向きな気持ちを持つことは、サービスを運用していく上でも、日常を過ごす上でも持っていたいですよね。

ー今後のキャリアイメージについて聞かせてください!

今後も英語を使って仕事をしていきたいですし、会社やサービスに貢献できることがあれば、全部やりたいですね。

一方で、これまで培ってきた経験をベースに、新しいことに挑戦していきたい気持ちもあります。自社についてもっと知ってもらえるような広報の仕事や、会社を通して人や組織を強くしていく採用にも興味があります。今後も「自分のしたいことは何か」に耳を傾けながら、自分らしくチャレンジしていけたらと思います。

ー自身が描く未来を達成するにあたって、成長しなくてはと思っているポイントはありますか?

数字に弱いところですね。分析すること自体は好きなんですが、まだまだ読み取る力もそこから施策を考える力も弱いなと感じています。それができたら最強!とまでは言わないですが(笑)、1.0から1.5に自分のバージョンをアップデートしたいです。

自分自身の成長が、会社やサービスの成長に繋がると思っているので、修行だと思って今年は頑張りたいですね!

ー最後に、共に働くシードテックの皆さんへ、メッセージをお願いします!

私は生徒からインターン、そしてメンバーへ…とステップを踏んできました。学生の時は「働く」ということが何かもよくわからないまま、自分なりに必死にやってきましたが、社会人になって3年が経ち、徐々に成果が伴うようになってきました。幅広い業務を任せてもらえるようになり、リーダーとして引っ張っていけるようになり、さらに今回このような賞をいただけるようになって。

現在も、生徒として在籍していた時からお世話になっているメンバーも多く在籍しています。あれから6年越しに自分の成長を会社やメンバーに見せることができたことが嬉しいです。これからも「支え・支えられ」の良い関係性で、二人三脚で頑張っていけたらと思っているので、よろしくお願いします!

ーありがとうございました!

インタビュー越しにも伝わってくるほど、ポジティブな雰囲気を持つ宮川さん。さまざまな壁を自分の力で乗り越えてきたからこそ、強く優しい光を放つのだと感じました。宮川さんの今後の活躍に目が離せません!