ギークスの15年の歩みとこれから。新しいコーポレートロゴとカラーに込めた想いとは?代表曽根原インタビュー。
2022年8月23日。ギークスは創業15周年を迎えます。
4月のプライム市場への上場移行をきっかけに、プライム上場企業の中核として存在感を発揮していこうと、今期は「Aim to PRIME」というスローガンを掲げ、事業を推進しています。また、周年記念日の節目に、コーポレートロゴ・カラー・サイトを一新するなど、変化と進化を意図した1年となっています。
「プライム上場がスタートライン」と語る代表の曽根原に、これまでの15年を振り返りつつ、新しいコーポレートロゴとカラーに込めた想い、そして今後の展望について、話を伺いました。
(取材・文:ギークス広報チーム Sasaki)
15周年という節目を迎えて
ー2022年8月23日にギークスは15周年を迎えますが、振り返ってみて、この15年は長かったと感じますか。それとも短かったと感じますか。
この15年は「あっという間」でした。特にこの10年は早かったと感じます。2007年に創業してすぐにリーマンショックが起き、2010年3月期の決算では経営者になって初めての赤字決算を経験しましたし、その後も業績は早々に回復させることができましたが、その後の方向性に悩み約3年間くらい煮え切らない時期がありました。
2013年からは、現経営陣と共に、再度IPOを目指せる事業・組織の将来イメージを明確にして、日々のミッションに追われながら一気に駆け抜けてきたので、長い・短いというよりは「あっという間」という表現がしっくりきます。
2019年にマザーズ上場を果たしましたが、私自身の経営者としてのキャリアでは2度目の上場ということもあり、IPOを向けての準備が始まった2015年あたりからは、自分が思い描くイメージやステップに対して「揺るぎない自信」が明確にあり、完全に覚醒していましたね(笑)。
現在は、東証一部からプライム市場への上場移行表明をしていますが、新たなスタートラインに立ったという感覚ですね。
ープライム市場がスタートラインだと語ることができるのは、経営者ならではの視点だと思います。メンバーの視点だと、上場を目標と捉えてしまう部分があり、ゴールや区切りのような印象をもつかもしれません。
確かにその感覚が分からなくはありません。ただ、やはり何か目標を達成したタイミングは、常にそこが新たなスタート地点なんですよね。
これからは上場企業という信頼性のもと、得られる情報の質や量が全く違ってきます。そして、今後もしっかり業績を伸ばすことで、経営の幅を広げた戦略的な投資なども加速させられ、新たなステージへの成長が可能になると思います。現在の私は、達成感というよりは、より社会や市場から評価されるギークスを目指し邁進したいという気持ちが強いですね。今回、コーポレートロゴやカラーも一新しますが、それも決意の表れです。
ーこの15年をともに歩んできたメンバーに対しては、どのような想いを抱いていますか。
まずは感謝の言葉しかないですね。それに尽きます。私は、一緒に働いている一人ひとりが、社会や自分の家族など大切な方々に、誇れるような組織となるよう努めたいと思っていますし、社員一人ひとりも、その一員として貢献してくれると信じています。
普段、日々の仕事に集中していると中々気づきにくいかもしれませんが、一人ひとりの働きは常に社会や組織に対して何かしら貢献しているものです。それが周囲から分かりづらいことであっても、誰かのプラスにつながっています。その積み重ねを信じて、日々の仕事や役割を果たしてほしいです。
ープライベートの側面でいうと、この15年で「やり続けていること」「大きく変わったこと」などはありますか。
もう今年で48歳になりますので、健康への意識は比較的高めになりましたね(笑)日々の体調管理のため継続的な運動を増やしたり、食事の内容・量などバランスにも注意しています。週2回ウェイトトレーニングも10年以上続けていますので、体重・体脂肪率はここ10年ほぼ変わってません。
ただこれは、健康管理だけが目的で継続しているわけではなく、自分がポジティブであるための環境づくりの一つだと思っています。私は自分の決めたことをやり遂げた時には、それがどんなに些細なことでも、その達成を自分で褒めるようにしています。ジムやランニングなど誰かに命令されるものではないので、サボりたくもなります。それを継続する日々の小さな達成は、自分の自信に繋がると思っていまして、自分のパフォーマンスを常に100%以上引き出すための私なりのアプローチです。
私はもっと人生や仕事を楽しみたいですし、ギークスの未来も楽しみでしかありません。ですので、体や精神面の健康を気遣うことは生活の中で優先順位が高いです。
来年の6月に長男も20歳になり、子育てが終わりを迎えつつあります。自分のために時間を使いやすくなってきたので、仕事に使う時間、健康に使う時間、趣味や遊びの時間と、バランスの良い日常を過ごせてると思います。
今期のスローガン「Aim to PRIME」への想い
ーここからは今期のスローガン「Aim to PRIME」についてお伺いします。このスローガンの背景を教えてください。
東証の市場再編があった中で、グローバルな投資家から注目を集めるプライム市場というポジションに私たちはチャレンジすると決めました。名実ともにプライム企業になろうという意志を込めて、今期のスローガンとしました。
新たなスタートラインからの新たなチャレンジが始まり、今までとはまた違うストレスを感じるときもありますが、それもまたプライム市場に手を挙げなければ経験できないことなので、すべてを楽しんでいる感覚です。
正直申し上げて、まだ道半ばで、来期は「続」と付けて同じスローガンにしようかと考えています(笑)。しっかり業績を伸ばし、中期経営計画「G100」を達成することが分かりやすい目標です。焦らず、着実に、と自分に言い聞かせているところです。
ー「G100」の達成という言葉が出てきましたが、ギークスの広報として各事業本部長にお話を伺う際にも、必ず「G100」の達成という言葉が出てきます。経営陣が一丸となっているという点に、ギークスの強みを感じます。
たしかに、その点はギークスの強みだなと感じます。直近でいえば、コロナ禍をくぐり抜けられたことも経営陣の団結力があったからだと思います。ただ、最近ではもう一段上のステージに行くには危機感も感じるようになりました。
企業規模が大きくなる中で、私たちはその立場からメンバーに早い成長を求めてしまいますが、そもそも私たち経営陣の成長もなければ、組織の成長にストップがかかります。今後も経営陣が今まで経験したことのない様々な難題に直面する機会は多くあると思います。ギークスの成長に、私たち自身も応えて行かなければならないのです。
「G100」を達成した先の未来をどのように描くのか、自分たちの成長にも常に課題意識を持って、切磋琢磨していきたいと思います。
コーポレートロゴ・カラーのリニューアルへの想い
ー今回、15周年という節目にコーポレートロゴとカラーをリニューアルします。そのきっかけや込められた想いについて教えてください。
上場企業となり、また15周年という区切りでもあったので、変化を出したいと思い至ったのがきっかけです。コーポレートロゴは、これまで小文字の「geechs」だったものを大文字の「GEECHS」へと変え、アイコンを省いたシンプルなものとしました。これまでのアイコンに添えていた「右肩上がり」の意味は、各文字のエッジに集約し継承されています。
また、コーポレートカラーはブラックネイビーになります。調和・協力・知恵という意味が色自体に持ち合わされているのですが、芯の強さや威厳を感じられるもので、個人的にも気に入っています。
“ネイビー”のルーツは、かつて7つの海を制したことで知られるイギリス海軍にあり、このカラーはグローバルへの挑戦、マーケットの制覇といった道を進もうとする私たちにフィットしているのではないかと感じています。
8月23日のタイミングにはコーポレートサイトもリニューアルされるので、新たなる希望をもって帆を掲げ、一歩踏み出す日となりそうです。
ー広報としてはサイトのリニューアルの相談を曽根原社長に持ちかけていたタイミングで「ロゴも変えたいんだけど」と逆相談を受け、また、サイトのデザインチェックのタイミングで「やっぱり色も変えない?」と伺い、頭を抱えたことを思い出します。
たしかに。いろいろと振り回してしまいました(笑)
ただ、ロゴもカラーもどこかで変えたいと考えていて、それがサイトリニューアルの提案を受けていたら、すべてのリニューアルイメージが湧いてしまい…、個人的には繋がっている話でした。結果的には納得のいくものが生まれたので、広報のみんな、そしてパートナー企業の皆様に感謝しています。
ーでは、最後に、15周年を迎え、またロゴやカラーなどが一新された中での抱負を教えてください。
私たちが解決すべき社会課題「IT人材の不足」に対して、ITフリーランスの活用という選択肢を提示してきました。新しい時代のこれからの働き方への期待は大きく、ギークスの主軸事業であるIT人材事業をより成長させることは勿論ですが、これからはグローバルを意識した技術リソースのシェアリングプラットフォームを推進していきたいと考えています。
また、今期のスローガン「Aim to PRIME」の通り、名実ともにプライム市場の企業となり、その中核と言われる存在になりたいと思っています。ギークスが業界のパイオニアとして、先陣を切って走り続けます!
ーありがとうございました!