ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は7.50倍に~
ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表いたします。このデータは、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すもので、ギークスでは、本レポートを四半期に一度発表しており、今回は2024年4〜6月の案件倍率をまとめています。
2024年4~6月における案件倍率のトレンド
2024年4月から6月において、案件数・案件を探すフリーランスともに、前年度同時期よりも増加し、案件倍率は、4月:5.94倍、5月:7.96倍、6月:8.53倍、四半期累計では7.50倍となりました。
案件数は前年度と比較して、4月:121%、5月:144%、6月:122% と推移しております。本四半期の案件の内訳としては、インバウンド需要の高まりの影響もあり、航空・宿泊・観光業界を中心に、予約決済システムの開発を始めとしたDX推進における案件が増加傾向にありました。
企業から求められるスキルとして、依然として「Java」「PHP」の需要が高く、「TypeScript」も人気を集めています。情報を能動的にキャッチアップし発信しようというスタンスや、プロジェクトメンバー等との円滑なコミュニケーション能力などを求める声も上がっており、案件参画に対する判断基準の多様化が進んでいます。
案件を探すフリーランスに関しては、前年度と比較して4月:147%、5月:118%、6月:142% と増加しています。
2024年7~9月のトレンド見込み
案件数に関しては、7月〜8月は横ばいで推移し、9月からは徐々に増加する見込みです。
案件としては、「建設業界の2024年問題」として挙げられている建設業界の高齢化及び人材不足、また、長時間労働等に対する「働き方改革関連法」の遵守のため、業務効率化や省人化を目的とした建設業界のDX化に伴う案件の増加が予想されます。
案件を探すフリーランスに関しては、9月末で案件が終了し、次の案件を探す方が増える影響から、7月は横ばいで推移し、盆明けの8月中旬以降から増加する見込みで、昨年度の案件倍率レポートと同様の推移が予想されます。
ギークスでは、IT業界のトレンドやIT人材市場の動向を常に注視し、フリーランス・企業双方に丁寧な情報提供やヒアリングを行っております。継続的な案件参画、より精度の高いマッチングのために、エージェントの活用をおすすめします。
ギークスの「IT人材事業」とは
「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を事業ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しています。20年以上の支援による豊富なノウハウがあり、登録者数20,000名を超える日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーの継続的なサポートによって、ITフリーランスのスキルや志向性を正確に把握し、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。ギークスが技術力をシェアするプラットフォームとなることで、雇用にこだわらない人材活用で社会のIT人材不足を解消します。
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・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
・⼈材サーチ型のマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
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