SERVICE 2024.02.08

ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は10.67倍に~

ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は10.67倍に~

ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表いたします。このデータは、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すもので、ギークスでは、本レポートを四半期に一度発表しており、今回は2023年10〜12月の案件倍率をまとめています。

2023年10~12月における案件倍率のトレンド

2023年10月から12月の案件倍率は、10月:11.52倍、11月:11.36倍、12月:9.18倍と推移し、四半期累計では10.67倍となりました。

案件数は前年度と比較して、10月:156%、11月:146%、12月:170% と増加しており、本四半期の案件の内訳としては、主に年末調整や確定申告といった人事労務関連機能などを提供するHR Tech系企業の開発体制強化による案件増加がみられます。

また、Sler企業からの案件数も多く、フリーランスへの発注単価の平均も上昇傾向にあり、IT人材の確保が難しい状況が続いています。

企業から求められるスキルとして、「JavaScript」「PHP」の需要が引き続き高い他、「TypeScript」などのオブジェクト指向言語の案件が人気を集めています。企業に属さないフリーランスという働き方だからこそ、参画企業の現場にない知見や新しい観点での提案や情報セキュリティに対するリテラシー、自身の状態やチーム全体の業務の進捗状況を言語化し、すぐにアラートや相談を投げられるスタンスなどを求める声があがっています。

案件を探すフリーランスに関しては、前年度と比較して10月:180%、11月:145%、12月:144% と増加しており、インボイス制度の導入があった本四半期においても、「フリーランス」という働き方を選択する人材は増加傾向にあります。

2024年1~3月のトレンド見込み

案件数に関しては、1〜2月は横ばいで推移する見込みです。3月以降は、4月から期初となる企業が多いため、案件が増加する傾向にあり、昨年度の案件倍率レポートと同様の推移が予想されます。IT人材の確保は激化しており、若年層に限ってはポテンシャル採用を行うケースも見られます。

案件を探すフリーランスに関しては、案件数の動きと同様、1月以降開始の案件に向けて動き出すフリーランスが増える見込みです。コロナ禍以降、企業には出社回帰の波が押し寄せてきており、フルリモートワークやハイブリッドワークでの参画を受け入れる企業は、ITフリーランスからの人気が集まりやすい傾向にあります。

その他、生成AIの発展・進化が目覚ましい中、AI(人工知能)ツールへの関心も高まっており、AI関連の新しい技術や知見を身につけようと能動的に動くITフリーランスが多く見られます。生成AIについては、企業・案件ごとにルールが設定されているケースや、現在整備途中のケースなどが混在しているため、使用可否や範囲については最大限留意する必要があります。

ギークスの「IT人材事業」とは

「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を事業ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しています。20年以上の支援による豊富なノウハウがあり、登録者数20,000名を超える日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーの継続的なサポートによって、ITフリーランスのスキルや志向性を正確に把握し、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。ギークスが技術力をシェアするプラットフォームとなることで、雇用にこだわらない人材活用で社会のIT人材不足を解消します。

<提供サービス>

・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)
・⼈材サーチ型のマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」 
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ

<本件に関するお問合せ先>

ギークス株式会社 広報 電話(050)1741-0301 pr@geechs.com