ITフリーランス市場における需給トレンドを表す「ギークス案件倍率レポート」~四半期累計での案件倍率は10.65倍に~
ギークス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:曽根原 稔人、以下ギークス)は、案件数と案件を探すITフリーランスの人数から算出した「案件倍率」をまとめた、「ITフリーランス案件倍率レポート」を発表いたします。このデータは、ITフリーランス市場における需給トレンドを表すもので、ギークスでは、本レポートを四半期に一度発表しており、今回は2023年7〜9月の案件倍率をまとめています。
2023年7~9月における案件倍率のトレンド
2023年7月から9月の案件倍率は、7月:10.46倍、8月:10.48倍、9月:10.96倍と推移し、四半期累計では10.65倍となりました。IT人材の確保は依然として難しい状況が続いています。
案件数は前年度と比較し、7月:158%、8月:144%、9月:193% と増加しており、案件の内訳としては、SaaS型のサービスを提供している企業様からのお問い合わせが堅調に増加しています。
案件を探すフリーランスに関しては、前年度と比較して7月:140%、8月:149%、9月:201% と増加しており、「フリーランス」という働き方にチャレンジするIT人材が増えている傾向が窺えます。
スキルニーズに関しては、「JavaScript」「PHP」の需要が引き続き高い他、「TypeScript」などのオブジェクト指向言語の案件が人気を多く集めています。また、技術力に加え、開発言語において設計やフレームワークに関する知識を持った、スペシャリスト人材を求める声が挙がっています。
2023年10~12月のトレンド見込み
案件数に関しては、例年通り、翌年1月以降開始の案件に向けて、IT人材の確保に動き出す企業が増えることから、10月後半〜11月にかけて増加する見込みです。
案件内容としては、NFTやブロックチェーン、AIに関連する案件が増えつつあり、また、年末に向けて季節柄のイベントキャンペーンが増えることから、旅行やレジャーに関連するアプリやサービス等の突発的な案件の増加が予想されます。
案件を探すフリーランスに関しては、案件数の動きと同様、1月以降開始の案件に向けて動き出すフリーランスが増える見込みです。コロナ禍以降、企業には出社回帰の波が押し寄せてきている中、フルリモートワークやハイブリッドワークでの参画を受け入れる企業は、ITフリーランスからの人気が高い傾向にあります。
また、生成AIの発展・進化が目覚ましい中、AI(人工知能)の中でも特に自然言語処理を担うLM(言語モデル)を効率的に使用するために、言語モデルへの命令(プロンプト)を開発・最適化するプロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)への関心が強まっています。AIと共存していく時代において、新しい技術や知見を身につけようと能動的に動くITフリーランスが多く見られます。
ギークスの「IT人材事業」とは
「働き方の新しい‟当たり前”をつくる」を事業ミッションに掲げ、ITフリーランスの働き方を支援し、企業とマッチングするサービスを展開しています。20年以上の支援による豊富なノウハウがあり、登録者数20,000名を超える日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーの継続的なサポートによって、ITフリーランスのスキルや志向性を正確に把握し、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。ギークスが技術力をシェアするプラットフォームとなることで、雇用にこだわらない人材活用で社会のIT人材不足を解消します。
<提供サービス>
・ITフリーランス専門の案件検索サイト「geechs job(ギークスジョブ)」
・ITフリーランスとのマッチングプラットフォーム「GEECHS DIRECT(ギークスダイレクト)」
・ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」
<本件に関するお問合せ先>
ギークス株式会社 広報 電話(050)1741-0301 pr@geechs.com