IR投資家の皆様へ

トップメッセージ

代表取締役CEO

曽根原 稔人

株主・投資家の皆様へ

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。ギークス株式会社は、2019年3月20日、東京証券取引所マザーズ市場に上場後、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場しております。これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

当社グループは「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンのもと、創業事業であるIT人材事業を主軸とする当社と、その他グループ会社2社で構成しております。

経済産業省の「IT人材の需給ギャップ観測」によると、2030年には最大で79万人のIT人材が不足するとされており、IT人材の育成・確保は大きな企業課題であり、解決すべき社会課題でもあります。

一方で、政府の働き方改革による「雇用によらない働き方」の推進、案件ごとに流動的な人員配置を採り入れ始めてきた企業側の動向、リモートワークを前提とした働き方へのシフトなど、フリーランスを取り巻く環境は大きく変化し、今後、フリーランス人口の増加が見込まれます。

このような背景の中、当社のIT人材事業では、技術リソースのシェアリングプラットフォームとして、ITフリーランスの働き方を支援するとともに、IT人材と企業とマッチングするサービスを展開しております。正社員として採用しなければならないという固定概念にとらわれず、スキルを持った優秀な人材を社会全体でシェアリングするという考え方のもと、当社はこれから拡大するフリーランス市場を牽引する想いで本事業に取り組んでおります。

また、法人向けSaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供やIT留学をはじめとしたプログラミングスクール「Seed Tech School」の運営などを行う教育事業、フィリピン・セブ島を拠点としたオフショア開発事業を展開し、日本から世界に羽ばたくサービスやIT人材を生み出すシードテック株式会社にて、Seed Tech事業を展開しております。本事業と当社のIT人材事業の連携をより強化し、当社グループの成長を加速させていきたいと考えております。

加えて、2023年1月にグループに加わったローンチ社は、オーストラリアにおいてカジュアル雇用人材やフリーランスを活用したIT人材特化型の人材サービス事業、MSP事業を展開しており、アジアンパシフィックにおけるグローバルIT人材の活用を牽引できればと考えております。

今後も、株主の皆様に中長期で応援いただけるよう、グループシナジーを生かしたポートフォリオ経営を展開し、永続的な企業価値向上に努めてまいります。引き続き、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。