ギークスグループの健康経営推進の取り組み
ギークスグループでは、メンバーが安心して長く働き続けられる環境を整えるために、健康経営を推進しています。
健康経営とは、従業員の健康維持や増進が、業務生産性の向上及び持続的な企業成長につながるものという考えのもと、従業員の健康管理を企業の経営課題のひとつとして捉え、積極的に取り組むことをいいます。
今回はギークスグループの健康経営についてご紹介します。
健康経営の4つのテーマ
ギークスグループでは、ギークスの経営管理本部 コーポレートデザイン部の人事労務・法務総務チームが中心となって、健康経営を推進しています。
「21世紀で最も感動を与えた会社になる」というグランドビジョンの達成、またグループ各社の事業成長のためには、メンバーの活躍が不可欠ですが、メンバーそれぞれに心身の健康リスクの発生やライフステージの変更が起こりえます。安心して長く働き続けられるように、不安や悩みを払拭し、パフォーマンスを発揮できるように下支えすることが大切です。
そこで、私たちは、Well-beingの考え方を取り入れつつ、グループ各社の状況から課題を抽出し、メンバーが心身ともに健康で、十分な力を発揮し、活躍できる環境を整えてきました。
疾病予防・健康的な生活習慣の獲得・仕事と私生活の両立支援・コミュニケーションという4つのテーマを土台に、今年度の取り組みを進めています。
疾病予防の観点では、ギークスグループとして毎年実施している、定期的な健康診断の実施や婦人科検診の機会提供、インフルエンザ予防接種の提供・補助などが挙げられます。その結果をもとに、人事労務チームが健康保険組合や産業医との連携などを深め、メンバーそれぞれの健康面でのリスクチェックを行っています。
健康的な生活習慣の獲得の観点では、トレーニングジムでのインストラクター経験を持つメンバーによる「デスクでできるストレッチ動画の配信(オンラインストレッチ)」やウォーキングイベントの実施など、イベントを通じた運動習慣・健康習慣の醸成を図っています。メンバーの参加率の高さが特徴的です。
仕事と私生活の両立支援の観点では、自主性の尊重や自由な働き方の選択、生活の変化への対応などを目的に、様々な勤務体制や休暇制度を導入しています。また、出産や子育てのフェーズによって会社が様々な支援を行う「ファミサポ制度」をはじめとして、メンバーだけではなくその家族までサポートできる体制を整えています。
コミュニケーションの観点では、半期に一度、活躍したメンバーを表彰する「ギークスアワード(ギークスはメンバー全員が会場に集まる)」の開催やギークスグループのオフィスが入るWeWorkのオフィス内を利用したメンバー交流の機会を一部補助する「コミュサポ」などを通じて、メンバーの活躍を後押ししています。
今年度の主な取り組み
健康経営推進に向け、今年度はいろいろなイベントや施策を行いました。その代表的なものをご紹介します。
① ウォーキングイベントの実施
今年度は関東ITソフトウェア健康保険組合(以下、関東ITS)が主催するウォーキングイベントに、春と秋の計2回参加しました。1ヶ月の期間中、5チームに分かれ、チームと個人それぞれの総歩数と達成率を競うものです。
5月に開催された「ウオキング」には30名が、11月に開催された「東海道十次」には45名が参加と、半年間で1.5倍の参加人数となりました。
社内チャットツールを使いながら、チーム内・チーム間でコミュニケーションが飛び交い、イベントへのモチベーション維持・向上だけでなく、普段交流の少なかったメンバー同士の親睦が生まれる機会となりました。
② 産休育休ガイドブックの制作
妊娠・出産・育児といったライフステージの変化を迎えるメンバーが増えてきたことに伴い、「どのような制度や仕組みを活用できるのか」「上長やメンバーにどのようなタイミングで相談すれば良いのか」といった声を受け、社内にある情報を集約し、いつでも誰でも読むことができる「産休育休ガイドブック」を制作しました。
安心して長く働き続けるために、また、ライフステージの変化によってキャリアを諦めずに済むように、ギークスグループでは様々な制度を整えていますが、「知らないから使わなかった」ではもったいないので、社内広報という意味でも、大切な冊子となりました。
③ オンライン動画の配信・社内広報の充実
今年度は9月・11月・3月と3回に分けて、メンタルヘルスケアの動画配信を行いました。
1回目は自身の心身の健康を守るセルフケアの大切さとともにストレス対処について、2回目はメンバーの心身の健康を守るための管理職によるケア(ラインケア)について、そして3回目は睡眠と自律神経に着目したセルフケアについて、動画を展開しました。
また、関東ITSや福利厚生として提携するベネフィットワンからの情報などをこれまで以上の頻度で発信することで、自身の心身の健康に興味を持ってもらいながら、必要な知識や情報をインプットする機会を増やしています。
④ 定期健康診断・ストレスチェック
メンバーそれぞれの心身の定点的な状況把握のために実施する、定期健康診断とストレスチェック。メンバーの受診率100%を目指し、バックアップしています。ストレスチェックは受診率100%(2023年11月実施)を達成し、定期健康診断は2024年3月在籍メンバーの受診率100%に向けて動いています。
どちらもただ受診すればいいのではなく、その結果を受けてどのような取り組みを各個人が進めていくかが重要なので、健康リスクや高ストレス状態が発生しているメンバーに対しては個別にアプローチを行い、状況改善を進めています。
インフルエンザの予防接種についても、昨年度の181名から今年度は225名へとワクチン接種者が増えました。正社員だけでなく、派遣やSESでギークスグループに関わっていただいている方々も会社負担で受けられることは大きな特徴だと言えます。
また、ギークスのIT人材事業本部の重要なステークホルダーであるITフリーランスの方々にも、ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を介して、一般的な費用よりは比較的安価で予防接種を受ける機会を提供しています。こちらはギークスグループのサスティナビリティ推進における5つのマテリアリティ「パートナーシップの形成・拡充」に由来する部分です。
健康経営に関しては「健康経営優良法人」や「健康優良企業「銀」の認定」などの認定によって、外部評価を受けることができます。2023年3月期はそのどちらも認定され、今年度も同様に認定を受けられるように取り組んできました。
認定を取得するために健康経営を推進するわけではありませんが(順番が違いますが)、継続的な認定によって、ギークスグループの健康経営の推進が評価されていることを肯定的に捉えています。認定取得に向けた審査を通じてのフィードバック内容、そして、自社内で分析し、抽出された課題に真摯に向き合い、年度ごとに成果目標を設定した上で施策を検討・実施しています。
来年度の取り組みは、今後発行されるCSRレポート等で開示できればと考えています。
ギークスグループで働くメンバーの皆さまが安心して長く働き続けられるように、今後も健康経営を推進してまいります。