SUSTAINABILITY 2024.02.22

ギークスのSDGs達成に向けた取り組み「Re:マルシェ」レポート

ギークスのSDGs達成に向けた取り組み「Re:マルシェ」レポート

ギークスグループでは、SDGs達成に向けた取り組みとして、2023年12月7日に「Re:マルシェ」を開催しました。

「Re:マルシェ」は今回で3回目。「その不要なモノ、誰かのほしいモノかも」をコンセプトに、ギークスの本社が入るWeWork渋谷スクランブルスクエアの入居企業の皆さまからそれぞれ不要になったモノを持ち寄っていただき、お譲りし合うイベントです。

発起人としてこれまで企画・運営に携わっていた経営管理本部 コーポレートデザイン部 法務総務チーム 松島が産休に入ったこともあり、今回は広報・サスティナビリティ推進部の荒川がその役割を担いました。

「Re:マルシェ」企画に賛同いただける企業を増やす

▲広報・サスティナビリティ推進部の荒川(左)と佐々木(右)

今回の「Re:マルシェ」は、広報・サスティナビリティ推進を担当する荒川が中心となったこともあり、少しでも多くの方々にこのイベントを知ってもらえるように工夫しました。

そのひとつが「開催賛同企業」という枠組み。この企画の主旨に賛同いただいた企業に、それぞれの社内でのイベント告知や出品依頼などをお願いする一方で、「Re:マルシェ」のフライヤーに各社のロゴを掲載し、ギークスグループだけでなく、賛同企業の皆さまと共にイベントを作り上げていく形式を採りました。

▲「Re:マルシェ」のフライヤー

ここまでの開催においても、WeWork渋谷スクランブルスクエアの入居企業の皆さまにご協力いただいていましたが、「出品か当日の来場か、どちらかは必ずお願いしたい」と伝えることで、今まで以上の強度での協力を依頼し、私たち自身もイベントに対するコミットメントを高めていきました。

「Re:マルシェ」はサスティナビリティ推進のイベントであり、事業の売上や利益につながるものではないので、賛同企業をどれだけ集められるのか不安が強かったことも事実です。しかし、その不安とは裏腹に、企業に対する社会貢献性が求められ、SDGsに対する関心の広がりも後押しとなり、たくさんの企業から前向きな言葉をいただきました。

ギークスグループ内の企業を除くと、計12社からの賛同が得られ、過去最高の出品数(400アイテム以上)が集まりました。この結果には感謝の言葉しか思い浮かびません。本当にありがとうございます。

「Re:マルシェ」当日の様子

今回は、イベントの前半をWeWork内の会議室、そして後半をコミュニティラウンジ(外部の方が訪問する際に必ず訪れるフロントデスクがあるエリア)で開催するという「会場を移動する形式」を採りました。

イベント途中で「陳列したものを移動する」という一手間が発生しましたが、それは、WeWork入居企業同士の交流を生む場としての前半、WeWork外からの来訪者との交流をつくる場としての後半と、それぞれの目的を達成するためのものでした。

「場づくり」にこだわった一手間、とも言えます。

定量的な結果で言えば、会場内の出入りが激しいイベントでもあったので、訪れていただいた全員をカウントしきれていないのですが、それでも、過去最高の来場者数(110名以上)を記録することができました。足を運んでいただいた皆さまに感謝の限りです。

イベント前半は「Re:マルシェ楽しみだったよ」という声とともに「開催賛同企業」の皆さまが訪れ、自分が出品したモノが誰かの手に渡っていることを知ると喜んでくれたり、他の出品物を持って帰っていただいたりと「Re:マルシェ」らしいコミュニケーション、そしてモノのやりとりが生まれました。

出品物では、キャラクターグッズ・子どものおもちゃ・オフィス用品・一回も使わなかった試供品といったあたりが毎回人気を集めていますが、今回はぬいぐるみの出品と引き取りが多かったことが特徴的でした。

イベント後半では、WeWork入居企業ではない方々やX(旧twitter)経由でイベントを知った学生が足を運んでくれるなど、この開催形式も一定の効果があったと考えています。

事業外で企業間連携しつつ、オフィス空間でサスティナビリティ推進イベントを実施すること自体がまだ珍しいのか、荒川と繋がりのある他社の広報の方々が「今後のイベント企画の参考に」とお越しいただいたことは、予想外の嬉しい結果でした。

一方で、イベントの主旨説明や出品物のやりとりなどの会場運営に時間を割くことが多かった分、コミュニケーション機会の創出は、まだまだできたのではないかという反省点もあります。こういった部分を課題として、次回以降の開催に繋げられたらと思っています。

実は前回の「Re:マルシェ」開催後、WeWorkの他拠点で同様のイベントが開かれました。「Re:マルシェ」の先駆者として、次回は「開催賛同企業」を他拠点へも広げられたらという希望を抱いています。

「Re:マルシェ」開催賛同企業の方々からの声

「Re:マルシェ」を終えた後、開催賛同企業の方々から嬉しいお言葉をいただきました。レポートの結びとして、いくつか抜粋してご紹介させてください。

●AppsFlyer 平石さん

リユースできるモノを集めて必要な人々に使ってもらうという活動は、持続可能性と社会的連帯の面で非常に価値が高い取り組みだと思います。ギークスさんが取り組むこのような活動は、資源を無駄にしないことだけでなく、環境保全にも効果的な対策で、リサイクルやリユースを通して私たちの消費行動についても考えさせる良い機会でもあります。

地球にやさしく、社会に対して積極的に貢献することを感じながら、また新しいネットワークを広げることのできるこの活動を私たちAppsFlyerも微力ながら今後もお手伝いさせていただければと思います。

※Appsflyer様は、第1回の「Re:マルシェ」から出品だけでなく、当日の準備や運営等のサポートをいただいております。

●シーズ広告制作会社 上村さん

WeWork内でやるイベントってどんなものであれ、人と人のつながりが生まれるものがほとんどだと思うのですが、この「Re:マルシェ」も同じで、開催することで交流の場を生み出しています。

そもそも、WeWork内で開催しているので気軽に立ち寄れますし、全く素性の知れない人たちが出品するわけではないので、出品物も安心して持ち帰りやすいです。

初回の「Re:マルシェ」がキッカケで仲良くなり、そこからなんだかんだあって、「Re:マルシェ」のロゴやフライヤーのデザインをさせていただいておりますが、ただの不要品交換会ではない、その根幹にある「集い」「つながり」「想い」の部分を意識して、デザインにも反映しています。

この素敵なイベントが今後もずっと続くように、微力ながらこれからもサポートしていけたらなと思います。フレッフレッ リ マルシェ!!

※シーズ広告制作会社様は、文面にもある通り、「Re:マルシェ」のロゴやフライヤーのデザインをお願いしており、その縁から、当社のイベントや資料のデザイン制作も依頼しております。

●テンダ 角倉さん

「Re:マルシェ」は、企画・運営する人、イベントに来てくれた人はもちろん、出品されたモノも含め、携わったすべての人とモノが幸せになる、とてもステキなイベントでした。

当日は自社の広報のためにアテンドしつつ、スキマ時間で「Re:マルシェ」全体の撮影に協力しました。このブログで、私が撮った写真がいくつか使われるということで、とても嬉しいです。

「Re:マルシェ」の賛同企業になったことで、SDGsやサスティナビリティ推進について、当事者意識を持つきっかけとなりました。今後も「Re:マルシェ」の取り組みに理解や賛同してくれる仲間が増えていけばいいなと思います。

※テンダ様は、「Re:マルシェ」へ賛同いただく一方で、WeWork仙台で行われたイベントに揃って登壇し、現在、様々なコラボレーションを創発しております。

こちらでご紹介した3名からのメッセージは、「Re:マルシェ」の運営や準備といった裏方部分にご協力いただいた方からのものとなっております。文字数の都合上、今回はやむなく記載できなかった方々からの声も含め、とても勇気づけられました。

1社単独の力ではなかなか難しいことでも、多くの企業とともに足並みを揃えることで大きく前進できることもあると思います。SDGsの達成はその典型例ではないでしょうか。

今後もギークスグループとして持続可能な社会の実現に向けた活動に取り組めればと思いますし、様々な企業と連携しながら、進み続けられればと考えております。